ヤングケアラー支援のための外国語対応通訳派遣支援事業で協力機関になりました
- 川西ケンジ
- 6月6日
- 読了時間: 5分

2025年(令和7年)6月1日より社会福祉法人長野県社会福祉協議会とヤングケラー支援のための外国語対応通訳派遣支援事業にかかる通訳者の派遣調整に関する覚書を締結(協力機関)しました。
ヤングケアラーとは何かについてこども家庭庁は、とても分かりやすい資料を作っているのでご紹介いたします。
ヤングケアラー支援のための外国語対応通訳派遣支援事業実施要領は、下記の通り。


ヤングケアラー支援のための外国語対応通訳派遣支援事業を開始した令和5年10月10日以降、全県で延べ228回の通訳者の派遣を実施することで、日本語を解さない家族の世話をしているヤングケアラーの学びの時間の確保や精神的な負担の軽減に努めています。

令和6年6月に改正された「子ども・若者育成支援推進法」では、ヤングケアラーを「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」と定義しています。
定義中の「過度に」とは、子ども・若者が「家族の介護その他の日常生活上の世話」を行うことにより、こどもにおいては、こどもとしての健やかな成長・発達に必要な時間(遊び・勉強等)を、若者においては、自立に向けた移行期として必要な時間(勉強・就職準備等)を奪われたり、ケアに伴い身体的・精神的負担がかかったりすることによって、負担が重い状態になっている場合を指します。

また、ヤングケアラー支援の対象年齢については、18歳未満のこども期に加え、進学や就職の選択など、自立に向けた重要な移行期を含む若者期を切れ目なく支えるという観点からおおむね30歳未満を中心としていますが、こども・若者期にヤングケアラーとして家族の世話を担い、社会生活を円滑に営む上での困難を有する状態が続いている場合等、その状況に応じて40歳未満までを対象としています。
ヤングケアラーを早期に把握して必要な支援を行い、悩みや不安を抱えるヤングケアラーとその家族が安心して生活できる長野県を目指します。

長野県が行うヤングケアラー支援対策推進事業(外国語対応通訳派遣支援)を利用される皆様への注意内容は、次の事項のとおりです。ご確認をお願いします。
この事業は、ヤングケアラーの負担軽減を図るため、派遣申請に基づき、通訳者が派遣されます。
これは、日本語が第一言語でない家族のため、子どもが学校を休んでその家族の通訳を担う場面(行政手続きや病院の通院など)に通訳者を派遣することで、その子ども自身の学びの機会の確保や精神的負担の軽減などを図るために行われるものです。

1 派遣される通訳者は、ヤングケアラーに代わり言語の通訳をします。申請内容以外の依頼(翻訳や書類の代筆等)はできません。なお、子どもが同席する場面で通訳が必要な場合は、福祉や教育の関係者が関わる支援会議にて、支援方法を検討します。
2 通訳者はボランティアとして誠実に通訳を行いますが、通訳過誤があった場合でもそれに係る賠償責任は一切負いません。通訳を伴う判断については、利用者がしっかり考えた上、利用者自身で決定されるようにお願いします。
3 通訳者の派遣依頼は、その都度申請が必要です。そのため、通訳者に次回の予約や個人的な通訳の依頼はできません。連絡先の交換も止めてください。加えて、申請者や利用者が、通訳者の車両に一緒に乗ることはできませんので、通訳者は派遣先や自宅などへの送り迎えはできません。
4 通訳派遣により知ることになったケアラー当事者や家族等、通訳者の情報は、関係者以外の人に知らせず、他人に話さないでください。
ヤングケアラーの皆様を救い出すために周知が最も重要とされる事でしょう。ヤングケアラー支援のための外国語対応通訳派遣支援事業を開始した令和5年10月10日以降に沢山の形式で報道されています。
下記リンクは、弊社関係ニュースです。テレビ取材の他、ラジオ、新聞、雑誌等についてのニュース等も確認が可能です。
弊社は、協力機関として社会福祉法人長野県社会福祉協議会が実施するヤングケアラー支援のための外国語対応通訳派遣支援事業に係る下記業務等について協力するものとする。
(1)社会福祉法人長野県社会福祉協議会の依頼に基づく通訳者の派遣調整
(2)通訳者に対する通訳活動上の留意点の説明
(3)通訳者に対する守秘義務の遵守について説明
(4)通訳者について以下の情報の提供
氏名、連絡先(TEL、メールアドレス)、住所(旅費の算出用)、振込先口座、通訳可能言語
(5)通訳者が活動する上での相談の受付
つきましては、ヤングケアラー事業に「通訳者」としてご協力いただける方々の「通訳者登録」を行っております。ご興味がある方は、下記の連絡先情報よりお気軽にご連絡ください。国籍・性別・年齢・資格の有無・技術等は、問いません。先ずは、ご連絡いただければ相談に乗れます。
また、弊社ヤングケアラー専用ページより関係する様々な情報や登録フォームをご確認いただけます。どうぞ、ご活用ください。
これからも様々なアプローチで多文化共生社会実現の為に努力し続けます。ご応援の程よろしくお願いいたします。

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