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県の通訳派遣事業で多大な功績を残す

更新日:5月23日


株式会社 PUTZ Network プツ・ネットワーク
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2023年(令和5年)12月29日(金)、信濃毎日新聞の記事で取り上げられました。



そこで県が長野県社会福祉協議会にヤングケアラー等支援のための外国語対応通訳派遣支援事業を委託している事を知り、自身がこれまでに築き上げた外国籍住民に対する支援の高度な仕組み(多言語サポート支援サービスシステム)が役立てると思い、全力で協力する事にしました。


外国籍住民や外国にルーツのある日本国籍住民(帰化申請等により日本国籍を取得した者)の皆様は、日本人の皆様と同様に生活し、同じような問題に対応しつつ生活をしなければなりません。そこには、言語や文化の違いと言った巨大な壁が存在しても、日本で生活をしている以上日本で生まれ育った者と同じ結果を残さなければなりません。つまり、外国籍住民や外国にルーツのある日本国籍住民だからと言って、生活をするに当たって生じてくる問題を片付けなければいけないし、出来る限り起こりうる様々なトラブルを避けなければいかず、使える手を使える範囲内で使うしかないという事になります。


そこで、様々な場面でお子さんなど(ヤングケアラー)に通訳や翻訳を求めざる得ない状況に追い込まれ、子供に多大な負担をかけなければいけない時があります。もちろん、そこまで追い込まれていない状況でも、問題がより大きなトラブルへ発展する事を恐れ、事前に防ぐ意味合いでそこまで難しい内容じゃなくてもお願いされる事もあります。当然、子供の事を心配していない方やそもそも子供にとって通訳等をお願いする事が体力的にも、精神的にも、将来性的にも(学校等を休ませることで成績に影響が出てしまう事)大きな負担であること自体を認識できていない家庭もあります。要は、世の中色々だが避けるべき事態は変わらないという事になります。


結論から言うと子供に大人がやらなければいけない何かをさせるのは、子供にとって大きな負担であり、場合によって取り返しのつかない影響をその子供に与えてしまう可能性があります。ここで言う「何かをさせる」とは、任せる・責任を押し付けるという意味合いなので、大人になった時に困らない程度の人生勉強的な内容は含まれません。ただし、人生勉強として毎日家の家事や生活費等のお支払い(お金をもって銀行やコンビニ等に行き、支払う事)など、通訳・翻訳と言った内容は、子供の為の人生勉強ではなく、その大人の負担を減らす為なのでしっかりと選別する必要があります。


ただ指をさして「ダメだ!」と言うのは、非常に簡単な事です。多くのヤングケアラー案件は、悪気によるものよりも人間の本質に従い起きています。


例えば、日本社会でデジタル化が余儀なく進んでいく中、全ての人が扱えるかどうかに関係なく様々な手続きやシステムが変わってきました。携帯電話は、とても良い例になります。どの世代においても一定の範囲までなら比較的に使いやすかったガラケー(ガラパゴス携帯)が余儀なくスマートフォンに代替わりしました。今でも戸惑うお年寄りが沢山いらしゃいます。もちろんお年寄りのみではなく、そもそもデジタル化についていけてない人が沢山います。しかし、今回の例としてお年寄りの方とさせていただきます。


お年寄りがスマートフォンを使う際に何気なくお子さんや孫さんに助けを求める事が良く目に入ると思います。それらのお年寄りがスマートフォンマスターになりたい訳ではなく、いつか使うかもしれないツールや設定を覚えたい訳でもなく、今、その瞬間に必要な動作のやり方を求めている事が基本と言えます。相手は、忙しいかもしれないし、それよりも重要な何かをしなければいけないかもしれない。けれど、自身でやろうとしても出来ないし、自分より出来る人が直ぐ呼びかけが届くところに居るので助けを求めるのが人間の本能と言えます。


ここで重要になるのが絶対的な事実関係になります。


➀自分は、何かをしなければならない。

②自分は、しなければならない事を技術や知識が足りずする事が出来ない。

③場合によっては、出来る可能性があるかもしれないが出来る保証がありませんし、ものすごっく時間がかかるかもしれませんし、最終的な結果として出来なかった事をしてしまった事でより大きな問題を引き起こすかもしれません。

④それが出来る又は出来る可能性の高い又は少なくとも自分より出来る誰かがいます。

⑤その人と連絡が取れる状況が整っています。

⑥お金が全く又はほどんどかかりません。

⑦お願いする事が自分でやるより簡単又は楽であり、手間が少なくなります。

⑧しなければいけない事は、別の問題が生じてしまう為、しないという選択肢がありません。


これらの条件が揃ってしまえば、内容にほぼ関係なく第三者に助けを求め、問題の改善を図る方向で進みます。例えば、求職活動でやり取りがメールのみと制限されてしまっており、スマートフォンやパソコンでそのメールを送るのを孫等に手伝ってもらった場合。


逆に、特定の条件が揃えない又は揃わない場合には、何らかの条件を踏み倒す事で起こりうる問題や影響を検討し、問題改善を図る方向で引き続き進みます。例えば、業者へ業務として依頼をする事で⑥の条件が当てはまらなくなりますがプラマイを検討したところ、支払った方が良いと決まった場合。


もちろん、③と⑦を捨て技術や知識を身に着けたりし、自身で出来る様になり、それ以外の条件を満たすという可能性もありますが現実的ではありません。なぜならば、時間をかける事でそれとは違う問題に手が回らなくなるなど、天秤にかける内容が濃すぎてしまいます。その為、この内容はほとんどの場合において最終手段になる傾向があります。例えば、町内会の資料を作らなければいかず、パソコン教室に通い、ワードやエクセル等の使い方を学ぶ場合。学んでいる間は、家の事やその他の色んな事が出来なくなるがそれでも良しとした場合。


また、究極の選択肢として⑧を捨て、しなければいけない事をしなかった事で生じてしまう別の問題を受け入れ、問題の改善を図らない方向へ進む方法もありますがこれを選ぶ人が少ないと思います。理由としては、ほとんどの場合において正確に生じてくる問題の内容や規模を予想する事が出来ない為、大変大きな賭けになってしまいます。それを恐れ、選ばれない傾向があります。例えば、借金地獄があげられます。様々な事情で無職になってしまい、借金を返す為に新たな借金をし、経済状況が改善されずに状況が悪化し、普通の借金が出来なくなってしまい、ヤミ金に手を染めてしまった場合。


ここまで、無理とヤングケアラーによる通訳・翻訳以外の内容を例としてあげましたがこれらの内容も上記の条件によって起きているので、簡単に「ダメたから、やらせるな!」と言えない事が分かると思います。状況を理解しやすくする為、改めて上記の条件に通訳・翻訳関連のヤングケアラー案件の例を当てはめてみましょう。


➀自分は、何かをしなければならない。


在留許可(ビザ)更新の為、市役所で様々な証明書等の発行を請求しなければならない。


②自分は、しなければならない事を技術や知識が足りずする事が出来ない。


日本語が満足に話せない・理解出来ない又は日本語は、話せるし理解できるがその内容になると良く分からない。


③場合によっては、出来る可能性があるかもしれないが出来る保証がありませんし、ものすごっく時間がかかるかもしれませんし、最終的な結果として出来なかった事をしてしまった事でより大きな問題を引き起こすかもしれません。


日本語を今から覚える訳にはいきません。現在の日本語能力でやってみても良いが場合によって必要な書類が期限までに揃わず、在留許可が拒否されてしまい、母国に帰らなければいけなかったり、何度も対応をしなければいけない事によりお金が莫大にかかってしまい、生活に影響が与えるかもしれない。


④それが出来る又は出来る可能性の高い又は少なくとも自分より出来る誰かがいます。


中学1年生の日本で生まれ育った日本語がほぼ母語となっているお子さんいます。


⑤その人と連絡が取れる状況が整っています。


家で会えば話せるし、学校に行ってしまった後でもメール等で連絡が取れます。


⑥お金が全く又はほどんどかかりません。


お金は、当然、払いません。場合によっては、何がをプレゼントであげるや特定の内容でゆ優遇を図れば良い。


⑦お願いする事が自分でやるより簡単又は楽であり、手間が少なくなります。


窓口の人とのやり取りから申請書等の記入まで、注意事項などの理解とかみ砕いた形で自分への説明されます。


⑧しなければいけない事は、別の問題が生じてしまう為、しないという選択肢がありません。


在留許可(ビザ)の更新が出来なければ、自身を含め、子供も日本に居られなくなってしまいます。


これまでに様々な方々から言われる事があります。「日本語を覚えればいいだろう!」確かに、覚えてしまえば様々な問題が防げるでしょう。しかし、働かなければいけない事実があります。寝なければいけない事実もあります。子供と子供の成長につながる様々な内容で過ごさなければ事実があります。配偶者との生活もきちんとこなさなければいけません。なおなどと日本人の皆様と全く同じような生活をしなければいけない中で覚えなければいけません。皆さんにこれから英語が必要になるんだから、覚えればいいだろうと言われるのと同じことになります。又は、スマートフォンやパソコン、車や電気関係、覚えればいいという内容が無限にあり、皆様は覚えていないのが現状です。つまり、人の事を言うのは、簡単という事になります。


ここで、今回の県の事業は、本当に素晴らしい物と言えます。


日本語が全く分からない又は満足に分からない中で子供にではなくきちんとした通訳者にお願いをしたいものですがお金がかかります。しかも、日常の中で言語を必要とする場面が非常に多くあり、かかるお金が少なくありません。この中で、通訳者の前にどうしても子供に頼ってしまう傾向になってしまいます。


無料で通訳の派遣を行う事業なので、シンプルに選ぶまでもなくきちんとした通訳者に頼りたくなります。お話が出来たきっかけで子供に通訳・翻訳等をお願いする事の危険性や負担になることなどについて説明が出来、現状を変えていく第一歩になります。


この取り組みの進め方次第で外国籍住民や外国にルーツのある日本国籍住民の間におけるヤングケアラー事案を失くす事も夢ではありません。


追記:

信濃毎日新聞デジタルでも取り上げられました。



今後、県の動きに着目しながら、より良い事業になっていく事に期待を寄せ、自分に出来る事を精一杯していく所存でございます。



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