医療通訳について学べる「医療通訳学習会」が開催されます

今回、医療通訳や翻訳に関わっている方、またこれからこの分野について学んでみたい方に、ぜひ知ってほしいイベントを見つけました。
2026年11月14日(土)・15日(日)の2日間、一般社団法人ダイバーシティネットワークVENTOSによる「医療通訳学習会」が開催されます。
今回の学習会では、英語・中国語・ベトナム語・手話を対象に、病気や医療制度、そして実際の医療現場を想定した通訳について学びます。
私がこのイベントを見ていて特に興味深いと思ったのは、単に「通訳の技術」を学ぶだけではなく、医療そのものについて専門的に学ぶ機会が用意されていることです。
14日(土)はオンラインで、呼吸器系疾患や結核への保健所対応について学びます。呼吸器疾患については、国立国際医療センター呼吸器内科の医師である橋本理生氏が講師を務め、結核への保健所対応については、峡東保健所の保健師・飯島葉月氏が講師を務めます。
医療通訳では、言葉を別の言語に置き換えるだけではなく、病気や治療、医療制度などについての知識も必要になります。その意味でも、実際に医療現場に関わる専門家から直接学べるというのは、かなり貴重な機会ではないでしょうか。
そして15日(日)は、山梨県立大学飯田キャンパスで、医療現場を想定したロールプレイと振り返りが行われます。言語ごとに分かれて実践的に取り組む形式で、ロールプレイは見学だけでも参加可能、初心者も歓迎とのことです。
また、今回の学習会は、必ずしも「医療通訳者を目指している人」だけを対象にしているわけではありません。医療通訳に興味がある方はもちろん、すでに通訳・翻訳の仕事をしていて、専門分野を広げたい方にとっても、新しい知識を得るきっかけになると思います。
個人的には、こうした形で通訳・翻訳と医療の専門知識を組み合わせて学べる場は、なかなか珍しいのではないかと感じました。
さらに、このような学習会には、知識を身につけることだけではなく、同じ分野に関心を持つ人と出会えるというメリットもあります。
通訳や翻訳の仕事では、専門知識を増やすことと同じくらい、同業者や異なる分野の専門家とのつながりが新しい可能性につながることがあります。普段とは違う人たちと交流することで、新しい仕事や活動、今まで知らなかった分野へと視野が広がるきっかけになるかもしれません。
医療通訳に興味がある方はもちろん、現在通訳・翻訳に携わっていて、より専門性を高めたい方、新しい分野に挑戦してみたい方、同じ分野の人とつながりたい方にも、一度チェックしてみてほしいイベントです。
なお、参加には一定の日本語能力と、通訳言語での日常会話・読み書きの能力が必要です。参加費や申し込み方法などの詳細は、以下のちらしをご確認ください。
VENTOSでは今後も、2027年3月・7月の「医療通訳学習会」や、2027年5月の「おにぎりダイバーシティ」、2027年7月の「やさしい日本語教室」など、さまざまな活動が予定されています。
今回の「医療通訳学習会」をきっかけに、医療通訳という分野に興味を持つ人が増えたり、通訳・翻訳に携わる人たちの新しいつながりが生まれたりすると面白いですね。





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